いい話し

2002年5月27日
夕方、仕事で出入りさせてもらっている
会社の従業員さんが、定年退職されるので、
色々な手続きのために訪問しました。。

  私 「お元気やのに、嘱託で勤務しないんですか?」

  客 「父親が痴呆症で、もう20年嫁さんに任せきりなんや・・」

  私 「奥さんがずっと看病を・・?」
  
  客 「そうや、ええ加減ラクさせてやらんと・・」

体は丈夫で元気なのに、奥さんが亡くなってから、
急に痴呆症状が出て来たそうです。。
そして、同居している若嫁さんが看病する事に・・

20年間、夫婦で旅行にも行けず、御主人は
高額な医療費のために、定年まで過酷な
長距離の運転手をされていました。。

公的な介護保障も、色々な面で規制が多く、
決して充分なものではないそうです・・
要するに、金額の負担をするだけ!みたいな
制度で、介護する家族、される患者さんの
精神的なケアと言う部分にまでは、まだまだ
手が届かないのが現状のようです。。

それでもようやく、いい施設が見つかり、
おじいさんはそちらへ入院されたそうです。

これで、少し自由な時間がとれたので、
先日、夫婦で北海道旅行へ行って来た。。
と、嬉しそうに話しておられました。

何だか、他人事ではないように感じました。
いつか自分の親が、私達が、そうなる可能性
もあるんだ。。少々考えさせられた話しでした。。

でも、いい御夫婦です。がおりんママも、
パパさんとこんな風になれるかな?
自信ないなあ。。^^;

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